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きくらげで便秘解消!?食物繊維摂取でおなかスッキリ!

コラム | 2020.10.10

湖西のきくらげ生産・販売所、静岡ラボの木村です。

今日は前回に引き続き、きくらげの秘密を大公開!第四弾になります。

 

今日は【Part4】きくらげの栄養素ってどんななの? と題してきくらげに含まれる栄養素、その中でも食物繊維に焦点を当てその効果と秘密に迫ります!

 

たっぷりの食物繊維でおなかスッキリ!きくらげの食物繊維


きくらげに含まれている栄養素の中の一つである食物繊維。食物繊維といえば『ごぼう』や『さつまいも』といった根菜類を想像される方も多いのではないでしょうか?実はこの食物繊維、きくらげには特に多く含まれている栄養素なんです!

ごぼうに含まれる食物繊維の含有量は可食部100g当たり水溶性食物繊維が2.7g、不溶性食物繊維が3.4gに対して乾燥きくらげに含まれる食物繊維の含有量は、可食部100g当たり水溶性食物繊維が6.3g、不溶性食物繊維に関しては73.1gもあります。今まで多いと言われてきたごぼうのおよそ12倍の量が含まれているなんて、便秘も一発で治ってしまいそうですね(笑)

食物繊維と言えば、便秘の解消に役立つと認識されていると思います。確かに食物繊維は、体内で消化吸収されず体外に排出される栄養素であり、便通の改善に役立つ栄養素です。では、『不溶性』と『水溶性』の違いは一体何なのでしょうか?

『不溶性食物繊維』と『水溶性食物繊維』は、読んで字の如く、栄養素が水に溶けるか溶けないかの差です。『不溶性』は水に溶けださない食物繊維であり、『水溶性』は水に溶ける食物繊維です。これらにはそれぞれの役割があります。『水溶性食物繊維』は水に溶ける性質から、体内でゲル状になり便を柔らかくして排泄を促したり、糖質などの吸収を穏やかにする働きがあります。また、善玉菌のエサになり、腸内の善玉菌を増やすことが期待されます。『不溶性食物繊維』は水に溶けない性質から、水分を吸収し膨張することで腸管を刺激し、大腸の働きを促すことで排便の手伝いをしています。また、便のかさを増して排泄をしやすくしてくれる働きも期待されています。

きくらげには、この『水溶性食物繊維』も『不溶性食物繊維』が多く含まれているため、善玉菌を増やし腸内環境を整え、便量を増やし柔らかく排泄しやすい便を作ってくれるため、腸内長年の便秘ともおさらば出来る可能性が大いに期待できるのです。

 

食物繊維に期待される効果と摂取目安量とは?


食物繊維は便秘解消をしてくれる栄養素だとお思いではありませんか。実は食物繊維には、それ以外にも様々な効果が期待できるのです。食物繊維に期待される効果や1日の摂取目安量など詳しく掘り下げていきましょう!

 

【 腸内環境を整えてくれる様々な機能 】

食物繊維は、栄養素として体に吸収されない成分の為、エネルギー源にはなりません。しかし、その性質から、体にとって良い働きをする生理機能があります。一般的に知られているのは、便通の改善です。これは、前述でも述べた通りです。その他にも様々な効果が期待できます。

水溶性食物繊維は食べ物を胃から小腸へ移動するのを緩やかにするため、血糖値の急激な上昇を抑制してくれる効果が期待できます。食物繊維は小腸でコレステロールを吸着し体内に吸収されるのを防いでくれるため、血液中のコレステロール濃度を低下させる効果も期待できます。胆汁酸と言う、大腸がんの発生を促進される成分も吸着し体外に排出してくれる効果があります。不溶性食物繊維はそもそも繊維質が豊富な為、口から摂取する際によく噛む必要があります。噛む行為を多く行うことで、脳内で満腹中枢が刺激され、結果として過食や肥満を抑えるといった生活習慣に関する問題を改善してくれる効果が期待されます。

このように、食物繊維は体内の老廃物を排出させるために、大いに役立つ栄養素だと分かりますね。

【 不足すると発生する可能性がある症状 】

食物繊維が不足すると便秘になることは多くの方がご存じなのではないでしょうか。実はそれ以外にも、肌荒れ・肥満・動脈硬化・虫垂炎・胃潰瘍・糖尿病・高血圧などといった様々な症状が発生する可能性があるのです。これらの多くは、胃や小腸、大腸といった吸収器官で異常が発生した際に見られる症状です。食物繊維は、体内で不要な成分を吸着し体外に排出する機能があります。食物繊維が不足すると、その機能がうまく機能せず、結果体内に不要な成分が巡ってしまい、上記のような症状が発生する可能性があるのです。

 

【 1日の摂取目安量 】

日本人の食物繊維の摂取量が不足している事を皆さんご存じでしょうか?多くの年代で摂取目安量に足りず、不足しがちな栄養素なんです。成人男性20~40代でおよそ20g/日、成人女性20~40代でおよそ18g程度の摂取が必要とされています。ですが平成29年の国民健康・栄養調査によれば、日本人の推定食物繊維摂取量は20~40代の男女でおよそ12.5g/日程度しかないと言われています。これでは十分な摂取が出来ていると言えず、上記のような様々な症状が発生する可能性が大いにあり得るのです…。一度に摂取するのは大変なので、毎食の中で少しづつ摂取するのが目安量を摂るコツですね!

 


 

いかがだったでしょうか?きくらげに含まれている食物繊維が如何に身体にとって有用な栄養素であるかが分かって頂けたかと思います。今回できくらげの栄養シリーズは一度終了となります。次回からは少し視点を変えて、皆様に有益な情報をお知らせさせて頂きます!

 
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